塩地加奈子 (しおじ かなこ)

和歌山県出身。相愛大学音楽学部音楽学科ピアノ専攻卒業、奈良教育大学大学院音楽教育専修を特別表彰を受けて修了。

第2回エレーナ・リヒテル国際ピアノコンクール第3位、2009年岐阜国際音楽祭コンクール岐阜市教育委員会賞、第14回長江杯国際音楽コンクール優秀伴奏者賞受賞。

卒業演奏会、第49回関西新人演奏会、第8回よんよんコンサート、第7回ベガ新人演奏会などを皮切りに、多数の演奏会に出演。大学在学中よりチェンバロと通奏低音を、大学院修了後より声楽(古楽)を学び、その両面でも活動を行っている。

2009年『日本歌曲集全集第3集「中田喜直の歌曲」』(ファウエムミュージックコーポレーション)、2015年『「旅する音の葉」壺井一歩ギター作品』(LPCJapan)のCD収録にピアニストとして参加。

2013年にピアノデュオ”Air(アイル)”を結成。

2016年からはソロリサイタルを定期的に開催しており、近年では左手ピアノの作品を多くレパートリーに取り入れている。

2018年、国立国際美術館開館40周年記念展「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」アローラ&カルサディーラ《Lifespan》の展示にパフォーマーとして参加。

ピアノを長谷川美穂子、奈良希愛、前田則子各氏に師事し、C.シルデ、K.ギエルジョード、練木繁夫各氏の公開レッスンを受講。声楽を丸谷晶子氏に、チェンバロ・通奏低音を青木好美氏に師事。

これまで、相愛大学演奏助手や合唱団専属ピアニスト、伴奏ピアニスト等を務め、現在、常磐会短期大学兼任講師。ピアノソロ・アンサンブル・チェンバロ・声楽で、古楽から現代音楽まで幅広い演奏活動を行い、近年は声と身体表現による即興パフォーマンスも行っている。


《ソロリサイタルの記録》

・第3回「左手ピアノリサイタル」2018年10月20日 MITAホール
   ロマンティックなカプリース(サンカン)
   架空庭園 第1番(塩見允枝子)
   演奏会用パラフレーズ(ヴェルディ=リスト、マインダース編)
   「ソナタ」より第1&9番、モノクロームコレクション(橋爪皓佐) ほか
・第2回「タンスマンへのオマージュ 没後30年によせて」2016年9月18日 Yoshu Hall
   ピアノを弾く若者2手編 第1~4集より
   8つのカンティレーナ、ほか
・第1回「近代ポーランド巨匠の音楽」 2016年4月3日 MITAホール
   20のマズルカ op.50 より抜粋、前奏曲とフーガ(シマノフスキ) 
   マズルカ曲集 第1集(タンスマン)